ホンダ工場で風力発電が活躍〜オハイオ、出力が予想上回る

 オハイオ州のホンダの変速機工場が今春、2基の発電用風車を導入して以来、再生可能エネルギー発電量が当初の予想を6.3%上回っていることが分かった。

 エナジー・マネジャー・トゥデイによると、同州ラッセルズポイントのホンダ工場に設置された高さ260フィートの風車(羽根の長さは160フィート)は、2基で工場が必要とする電力量の約1割に当たる年間1万メガワット時の出力が期待されている。ところが、稼働後6カ月のうち4カ月は同社の予想を上回り、最高だった4月には出力構成比が16.26%に達したという。

 同工場は、敷地内の風車で大量の電力を賄う国内初の自動車製造関連施設。発電施設の企画・施工は代替エネルギー発電設備企業ジュール・エナジー(ミネソタ州)が行い、タービンはコンエジソン・ソリューションズ(ニューヨーク州)が所有する。ホンダはほかの工場でも省エネ、廃棄物削減に取り組んでいる。

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