旧ソ連象徴レーニン像倒す ウクライナ東部ハリコフ

 【共同】ウクライナ東部ハリコフ市中心部の自由広場に立つレーニン像が28日夜、ウクライナの一体性を訴える親政権派によって引き倒された。レーニン像は旧ソ連の象徴として今もウクライナ各地に残り、ハリコフでも親ロシア派が像周辺で時折集会を開いていた。

 現地からの報道によると、広場には多くの人が集まり、「ウクライナに栄光を」と声を上げながらレーニン像にかけたロープを引っ張って倒した。像が台座から落ちる瞬間には、大きな歓声が上がった。

 ハリコフはウクライナ東部最大の都市で、親政権派はこの日、市内で数千人規模の集会を開き、親ロシア派による分離・独立の動きに抗議した。ハリコフの親ロシア派の活動は隣のドネツク、ルガンスク両州ほど活発ではない。

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