フォード、部品メーカーとコラボ
- 2014年10月14日
- 自動車関連
フォードは、2015年式の新型ムスタングとF-150ピックアップトラックに業界初となる数種類の技術を導入するために、主要部品メーカーとコラボレーションを行っている。2015年式ムスタング、50年リミテッドエディションのクォーターウィンドー(三角窓)を製造するマグナとの技術提携では、ガラスのトップにはプラスチックや金属ルーバーではなく、ルーバーガラスを使用する。また、シューラーとミッドウェイプロダクツとは、液圧成形したスチール製Aピラーを開発、頭上のスペースをより効率的にした。新型ピラーはねじり剛性を28%強化し、前モデルよりも軽量化に成功した。
2015年式F-150は、アルミ製のボディを採用する最初のピックアップ。フォードは、60パウンド軽くなって強度にも優れたスチール製のフレームをメタルサと開発する。一方、ハロゲンや白熱灯よりもエネルギー効率に優れ、より明るく路上を照らすLEDヘッドライトを開発するために、オスラムおよびフレックスNゲートと手を組んだ。
フォードは10年以上前から、自動車メーカーと部品メーカーとの関係性を指南するアラインド(提携)ビジネスフレームワークを採用、100社以上の部品メーカーとの関係を保持している。フレームワークの主要項目は、マッチドペアシステムである。これは製品開発と購買部門の間に立って上手に決定していく方式だ。目的は、製品設計から調達に至るまでの関係を強化し、各部品の契約事項を減らすことによって、交渉を簡略化することにある。
アラインドビジネスフレームワークには、エグゼクティブビジネステクノロジーレビューという項目もある。これは、フォードの製品開発と購買部門の上級管理職チームが説明会の場で部品メーカーの技術を体験できるシステムである。フォードがしばしば最新技術を導入する最初のメーカーとなる要因である。
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