組織風土に深刻な問題はない ニューヨーク連銀総裁

 【共同】ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は21日、上院銀行住宅都市委員会の公聴会で証言した。連銀職員が米金融大手に極秘情報を流していたと報道されたことなどを挙げて組織に問題があるのではないかと迫る議員側に対し、総裁は「ニューヨーク連銀に(大手金融機関と同様の)深刻な組織風土の問題があるとは思っていない」と反論した。

 総裁は、銀行システムは6年前と比べ資本や流動、リスク管理などで著しく改善しているとし、監督を担う連銀の機能に問題はないと強調した。ただ「完全かといえば、それはもちろん違う」と述べ、だからこそ改善に取り組んでいるとした。

 JPモルガン・チェースの「ロンドンの鯨」の異名を取った元トレーダーによるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作についても議員側は対応の遅れを追及。総裁は多くの案件があり優先順位をつける必要があったと弁明。「JPモルガンには十分な資本、流動性資産があり、損失を発表した時も企業や家計への信用供与には問題がなかった」と主張した。

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