IBM、ブルーミックスの単一テナント版を提供 〜 顧客専用パースで市場開拓

 IBMは、ピヴォタル(Pivotal)が主導するオープン・ソース型パース(PaaS=Platform as a Service)推進団体「クラウド・ファウンドリー(Cloud Foundry)」の仕様にもとづくパース製品「ブルーミックス(Bluemix)」の単一テナント版として「ブルーミックス・デディケイテッド(Bluemix Dedicated)」の提供を始めた。

 ブルーミックス・デディケイテッドは、IBM傘下のソフトレイヤー(SoftLayer)のデータ・センターにおいて専用ハードウェアでホストされる。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、単一テナント版の利点は、クラウド基盤アプリケーション開発をより制御しやすくすることと、セキュリティー面に優れていること。セキュリティーと規制遵守面の懸念からクラウド移行に慎重な企業の需要を開拓できる可能性がある。

 調査会社のガートナーは、2017年末までに企業のほぼ半数がパブリック・クラウドおよびセキュリティーに優れたプライベート・クラウドの両方を用途に応じて使い分けるようになると予想する。

 クラウド・ファウンドリーは、EMC子会社のピヴォタルが2014年2月まで単独で管理していたが、現在は同社が設立した非営利財団がそれを引き継ぎ、IBMやラックスペイス(Rackspace)、VMウェア(VMware)が加盟している。

 IBMはまた、現場実装型の基幹システムのデータを、モバイル環境やソーシャル・アプリケーションに安全かつ継ぎ目なしに接続する新たなプライベートAPI(application programming interface)カタログも発表した。

 IBMはブルーミックスの一般提供を2014年初めに開始して以来、同社のスパコン「ワトソン(Watson)」の認知電算機能の利用を可能にするワトソンAPIや、モノのインターネット(IoT)対応機能を含む複数の機能を追加し、ブルーミックスを拡充させている。

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