同性愛男性も献血可能に FDA、30年ぶり
- 2014年12月23日
- アメリカ発ニュース
【共同】食品医薬品局(FDA)は23日、1983年以来約30年間禁止している同性愛の男性による献血を認める方針を明らかにした。最後の性交渉から1年経過した場合に献血を認める新指針を来年に公表する。
禁止は社会問題となったエイズ感染への不安がきっかけ。現在は同性愛の男性は生涯献血できないが、医学的知見が増えるとともに、規制は行き過ぎで差別につながるとの声が高まっていた。
FDAは声明で「科学的証拠を注意深く吟味した」と強調。ウイルス検査の精度が高まったことなどから安全性を確保できると判断した。米メディアによると、輸血用血液の供給量が4%程度増える期待がある。
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