従来の決定モデルには問題残る パウエルFRB理事

 【共同】連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル理事は20日、ワシントンでの講演で、ドル取引でのロンドン銀行間取引金利(LIBOR)などの改革に言及し、従来型の金利の決定モデルには利益相反の構造があり、依然として問題が残っていると指摘した。理事は、取引を行う業者が顧客より先に売買情報を手に入れることが可能なことが難しい問題だとした。

 同様の問題は金利だけでなく、債券や商品市場での価格決定に関しても当てはまるとし、「監督と罰則、新たな監督機関」の設置といった現在の対応だけでは十分ではないと強調。取引の透明性を向上させるための業者が連携した取り組みや「規制などが必要かもしれない」との見方を示した

 こうした金利や価格決定のモデルの見直しが必要な背景として、高速取引などが市場の流動性や機能に「予期するのが難しい」影響を与えていることなどを挙げ、市場の変化に対応する必要があると強調。昨年10月15日に米国債の金利が乱高下したこととも関係がある可能性があるとした。

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