SAP、大規模データ対応を強化 〜 ハナ用インテリジェンス・ツールを提供

 業務用ソフトウェア大手のSAPは、大規模データ(big data)解析のための新製品「SAPハナ・ビッグ・データ・インテリジェンス(SAP Hana Big Data Intelligence)」の提供を開始した。

 企業は同ツールを使って、さまざまの情報源からデータを迅速かつ経済的に入手して分析することが可能になる。

 コンピュータワールド誌によると、新製品は、SAPのイベント・ストリーム・プロセッサー(Event Stream Processor)とIQソフトウェア、そしてアパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)ソフトウェア・ライブラリーを必要に応じて組み合わせることもできる。

 ハナは従来、金融情報などの構造化データの処理を得意としてきた。しかし、昨今の大規模データ処理に対する需要の高まりを背景に、最近ではストリーミング・データへのサポートを追加し、継続中イベントのリアルタイム通知にも対応している。

 SAPハナ・ビッグ・データ・インテリジェンスはほかにも、感情インテリジェンス(Sentiment Intelligence)とシグナル・インテリジェンス(Signal Intelligence)をサポートする。

 シグナル・インテリジェンスは、いわゆるモノのインターネット(Internet of Things)関連データを活用し、機器の維持管理予測に関する洞察を提供する。

 調査会社IDCのヘンリー・モリス氏はSAPについて、主力の企業資源計画(ERP)システムに留まらない事業多様化を進めていると指摘。SAPハナ・ビッグ・データ・インテリジェンスの投入はまた、オラクル(Oracle)製品からハナへの移行を企業に促すSAPの戦略の一環とみられる。

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