「聖地」に重機のごう音 国立競技場、解体本格化

 【共同】2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムに建て替えるための解体工事が本格化した国立競技場(東京都新宿区)が5日、報道陣に公開され、1964年東京五輪をはじめ数々の名勝負の舞台となったスポーツ界の聖地に、約20台の大型重機のごう音が響き渡った。

 座席の取り外し作業などに続き、2日に圧砕機やクレーン車を使った建物本体の取り壊しに入ったが、既にスタンドの一部は消え、外から競技場内がのぞける状態。残るスタンド部も鉄筋がむき出しで、伸び切って枯れた芝生の上には鉄くずやコンクリート片が積まれた。

 日本スポーツ振興センター(JSC)の担当者は、建物本体が6月ごろまでに完全に取り壊されるとの見通しを示し「壊されていくことは個人的には寂しい」と話した。

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