15年半ばには利上げを真剣議論 サンフランシスコ連銀総裁

 【共同】サンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は5日、ハワイ州ホノルルで講演し「ことし半ばまでには利上げ開始を真剣に議論する時が来る」と述べ、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの余地があるとの見方を示した。利上げは「今年始めるのが適切だと考えている」が、あくまで経済情勢次第だとした。

 利上げを開始して完全に効果を発揮するまでには通常1〜2年の時間差があると指摘。利上げが遅れることで2%物価目標を大きく上回るインフレになり、急激なペースでの利上げを強いられれば「市場を不安定化させ、経済回復を損なう可能性がある」と懸念を示した。

 自然失業率は「正確に言えば、5.2%が適当な数字だ」と指摘。「経済はしっかりした勢いをみせており、事実上どの分野にもよいニュースがある」とし、年内にはこの自然失業率に達する可能性があるとした。「今年後半か来年に失業率が5%を下回る可能性が十分にある」とも述べた。

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