独レオニ、メキシコに新工場〜中国にも第2工場

 自動車用ケーブルメーカーのレオニはこのほど、メキシコのグアナファト州セラヤ市に工場を新設する。また、中国の遼寧省盤錦市にも同国内2か所目の工場を建設し、アジアと中南米市場向けの供給を拡大する。

 セラヤでは建屋面積6300平方メートル内の工場と工場設備に700万ドルを投資。今年6月から単芯ケーブルの製造を開始する。OEMからのケーブル需要の増加に対応するのが新工場の狙い。既に同社はメキシコにケーブル工場を保有しており、2014年で400万キロメートル分のケーブルを製造している。

 一方、中国の新工場は建屋面積8000平方メートル。「圧縮より線」などの生産ライン数本を建設し、今年末から中国国内向けの自動車用ケーブル生産を開始する。2014年、中国での自動車生産は、前年の1300万台から2370万台に激増しており、IHSは2019年までに3000万台に達すると予想している。レオニは20年以上前から同社中国工場で生産を行っているが、第2工場を設けることで、顧客のニーズへの対応をより迅速にする。

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