世界一のスタジアムに 新国立競技場に新技術構想
- 2015年3月11日
- スポーツニュース
【共同】日本スポーツ振興センター(JSC)は11日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)に、水素エネルギーの活用システムや顔認証による観客の入退場など最先端技術を導入し、「世界一のスタジアム」を実現させる構想を発表した。今後政府と連携して具体化に向けて動きだす。
客席で食事を注文して決済できるサービスや、座るだけで体温や体脂肪率を確認できるトイレといったユニークなアイデアも示した。非常時には水素燃料で電源を確保する「世界最大のシェルター」として機能し、周辺地区への乗り入れは燃料電池車に限定する案も提示した。
JSCは、新技術を世界に発信する「ショーケース」と捉え、民間企業とともに勉強会を重ねてきた。東京都内で記者会見した座長の森喜朗・大会組織委員会会長は「実現したらすごいものになる。(企業には)金もうけでなくお国のために一翼を担うと肝に銘じ、ご協力いただくようお願いする」と話した。
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