GM、初代ボルトの生産停止〜在庫減らし、次世代版に円滑移行へ
- 2015年4月17日
- 自動車関連
ゼネラル・モーターズ(GM)は5月から、プラグインハイブリッド車(PHV)の初代「シボレー・ボルト」の生産を一時停止する。現在7カ月分に上っている在庫を減らし、年内に投入する次世代版へ円滑に移行するのが目的。
ウォールストリート・ジャーナルによると、初代ボルト(3万4000ドル)は2010年に鳴り物入りで発売されたが、ガソリン安や他社が投入した電気自動車(EV)との競合で販売が低迷している。電池と小型ガソリン・モーターを組み合わせたボルトの累計販売台数は、当初の期待を大幅に下回る7万台にとどまっている。
ことし1〜3月の国内販売台数は1874台と、ピックアップ・トラック「シボレー・シルバラード」の1日分と同じ。一方で日産自動車のEV「リーフ」は同時期に4085台を売り上げた。
オートデータによると、ボルトの在庫は3月末時点の販売ペースで210日分に上り、業界で健全とされる約60日分を大幅に超えている。
今夏の終わりに生産が始まる16年型ボルトは、1回の充電で走れる距離を最高で50%改善した。
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