ジュースボックス、新しい蓄電製品を投入 〜 8.6kWhの住宅用システム
- 2015年4月27日
- 環境ビジネス
ジュースボックス・エネルギー(JuiceBox Energy)は、8.6キロワット時のリチウムイオン電池システムを開発した。太陽光発電と併用し、またスマート住宅に接続することができる。
クリーンテクニカ誌によると、電池とシステム・コントローラー、そしてウェブ・インターフェイスで構成される同蓄電システムは、屋内外のいずれにも設置でき、双方向性のインバーターおよび充電器と統合されているため、設置も簡単で、安全性の制御と製品寿命も向上できる。
同システムは、クラウドに置かれたファームウェアに携帯電話通信網で接続し、ウェブ基盤のアプリケーションと連動する。ファームウェアの更新を通じて、送電網の技術進化や電力会社の固定価格買取制度の変化にも対応できる。
設置台数が増えるにつれ、「ジュースボックス・エネルギー・ネットワーク」内で自分のシステムを見られるようになり、将来的には需要反応のアグリゲーションにも参加できる可能性がある。
ジュースボックスでは、販売および設置業者向けの研修も提供している。蓄電システムの販売は、その研修を修了した業者を通じて実行される。
「シリコン・バレーにある当社の開発班は、電気自動車やパワー半導体の業界で豊富な経験を持つ工学技術者で構成されており、高品質で長寿命の蓄電システムを提供するという目標に向けて日夜努力している」「8.6キロワット時の同システムは、安全で信頼性の高いクリーンな技術だ」「全米の設置業者と協力して、家庭用市場に届けていきたい」と、ジュースボックスのニール・マグワイヤ最高経営責任者(CEO)は話す。
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