グーグル、クラウド・ビッグテーブルを投入 〜 大規模データの保存サービス

 グーグル(Google)は、大量のデータをオンライン保存する新たなサービスを開始した。クラウド・サービスとしての大規模データ(big data)分析を実行できるようになる可能性がある。

 コンピュータワールドによると、グーグル・クラウド・ビッグテーブル(Google Cloud Bigtable)と呼ばれる同サービスは、「グーグルが過去何年にもわたって社内で活用してきた技術にもとづいたもので、特別に新しいものではない」と、グーグル・クラウド・プラットフォームのトム・カーショー製品管理責任者は説明する。

 ビッグテーブルは、グーグルの基幹サービスである検索やジーメール、グーグル・アナリティクスにすでに使われている。

 同サービスの用途としては、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)システムの検知器データを保存したり、金融機関が保存しているペタバイト級の取り引きデータを分析して傾向を見極めたりすることが考えられる。通信サービスやデジタル広告、バイオ医療、そのほかデータを大量に使う業界も同技術の利用企業候補だ。

 ビッグテーブルは、NoSQLデータ・ストアーにホストされている。また、グーグル・ビッグクエリーやグーグル・クラウド・データフローといったほかのクラウド・サービスとも連動する。

 グーグルでは、ビッグテーブルの利点として、ほかのNoSQLデータ・ストアーより高速という点を挙げる。

 同サービスは、データの予備保存や暗号化も含め、グーグルが完全に管理し、データの量が増えるにつれ、同社が容量を自動的に追加する。

 ビッグテーブルを自社サービスに組み込んでいる企業はすでにある。たとえば、金融ソフトウェアとサービスを提供するサンガード(Sungard)は、監査追跡システムをビッグテーブル上に構築しており、1秒間に250万件の取り引きメッセージを受け入れられるようにしている。

 ビッグテーブルの利用料金は、通信網使用状況や使用ノード数、ストレージ容量といった複数の要因にもとづいて決定される。現在のベータ版では、無料での試用が提供されている。

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