82年ぶり快挙に大歓声 錦織選手、赤土で8強

 【共同】日本のエースが悲願の四大大会初優勝へ、また一歩前進した。パリで開催されているテニスの全仏オープンの男子シングルスで錦織圭選手(25)=日清食品=が5月31日、日本男子では1933年に4強入りした佐藤次郎以来82年ぶりのベスト8進出を果たした。4回戦でテイムラズ・ガバシビリ選手(30)=ロシア=を破ると、会場は大歓声と拍手に包まれた。

 赤土のコートに雨がぱらつく中、第5シードの錦織選手は熱心に試合を見守ったファンを鋭いバックハンドの強打でどよめかせ、ドロップショットで喝采を浴びる場面もあった。日本テニス協会の強化本部長を務める植田実氏(57)は「大会を通じて安定感がピカ一」と落ち着いたプレーぶりを称賛し「82年前と時代背景も違って比べようもないが、また新たな歴史を築いてほしい」とさらなる快進撃を期待した。

 日の丸を振って応援する日本人の観客も目立った。スタンドで見守った錦織選手の父清志さん(58)は「クレー(コート)でベスト8に入ったことが大きい」と息子の勇姿に目を細めた。

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