溶接部品のTWBがテネシー州に新工場

 溶接加工による自動車部品製造のTWBカンパニー(ミシガン州)は、テネシー州ナッシュビル近郊に総工費1800万ドルで新工場を建設する。10月に操業開始予定で、41人を雇用する。不動産情報エリア・ディベロップメントが伝えた。

 TWBは、テネシー州ダナウェイ、スマーナの2カ所に工場があり、今回はダナウェイ工場を拡張する。新工場では溶接によって複数の鋼板を厚さ、強度、防錆仕上げなどの条件に応じて仕立てたボディー用のプレス素材テイラード・ウェルデッド・ブランクを生産する。

 燃費の向上を目指した車体の軽量化が進む中、テイラード・ウェルデッド・ブランクの用途は広がっている。TWBの新工場には先進ファイバー・レーザー溶接機、曲線溶接の危機が備わる見込みで、まずGMと日産およびティア1サプライヤー向けの製品を生産する。

 TWBは1992年にウォージントン・インダストリーズ(Worthington Industries)とティッセン・ストールの共同事業として誕生し、2013年に独ティッセンクルップが45%の持ち株を中国の武漢鋼鉄(WISCO)に売却した。

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