ABB、ヒューストンに事業所を新設 〜 分析システムの統合事業の拠点に

 産業機械大手のABBは、テキサス州ヒューストン地域での事業展開を拡大している。

 オートメーション・ワールド誌によると、自動化技術を提供する多くの企業が最近、活況を呈するヒューストン地域の石油およびガス産業市場の攻略を図っている。ABBによる同地域の事業拡大は、その流れに乗ったものだ。

 石油およびガス産業の上流市場には、原油価格の下落を受けて先行きの懸念もあるものの、下流市場はかつてないブームを謳歌している。シーメンスでも、ヒューストンにある分析システム統合事業の拠点を4月に拡大している。

 ABBは、4万平方フィートの事業所を新設して、分析システムの統合事業の拠点とする。石油精製所や化学品工場向けに、分析システムを組み込んだシェルターを製造する計画だ。

 「新しい事業所は、この地域の石油やガス、化学業界の顧客にサービスを提供するための施設だ」「ローカルの資源と実績ある技術、世界的に最先端のノウハウを提供し、生産やシステム性能の目標達成を支援していく」と、ABBの分析システム統合事業所責任者のジョン・クワーク氏は話す。

 ヒューストン事業所では、当初のエンジニアリングから、システム製作や試験、現場導入、サポートまですべての段階を手がける。また、継続的な排気監視システムでは、ガス・クロマトグラフィーやRVP(リード蒸気圧)、TDL(波長可変半導体レーザー)、FTIR(フーリエ変換赤外分光)といったABBが有する50以上の分析製品からオプションを選ぶことができる。

 ABBは最近、湾岸地域でいくつかの新しい投資計画を発表した。2015年に入ってからルイジアナ州バトン・ルージュで7万5000平方フィートの工場の建設に着工したほか、ルイジアナ州レイク・チャールズに新しいオフィスを開設した。また、ヒューストンにオートメーション&パワー・センターを新設して、公益や工業、社会基盤業界の企業向けの製品を紹介している。

 新しい分析システム統合事業所は、ABBの測定および分析事業部門内に置かれる。

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