黒人活動家が南軍旗撤去 南部、ポールよじ登る

 【共同】南部サウスカロライナ州コロンビアの州議会議事堂脇で27日、南北戦争の南軍旗掲揚に反対する黒人活動家の女がポールをよじ登り、旗を降ろした。女は現場で逮捕され、旗は間もなく再掲揚された。メディアが伝えた。

 同州の黒人教会で9人が射殺された銃乱射事件では、容疑者の男が白人優位の象徴として南軍旗を使った。ヘイリー州知事は旗の撤去を議会に要請し、オバマ米大統領も撤去の動きを支持している。

 旗を降ろしたブリタニー・ニューサム容疑者(30)は声明で「白人優位を取り除き、真の人種的正義と平等の実現を真剣に考えるべき時だ」と掲揚の中止を訴えた。現場ではその後、掲揚を支持する市民が集会を開き、参加者は「これは憎しみの旗ではなく(歴史的)遺産の旗だ」と語った。

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