内装材のベネッケ・カリコ、メキシコで新工場着工
- 2015年7月2日
- 自動車関連
コンチネンタル傘下の自動車内装材製造ベネッケ・カリコ(Benecke-Kaliko)は、メキシコ・サンルイスポトシ工場に隣接して7000平方メートルの工場を新設する。
サプライヤービジネスによると、総工費は1280万ドル。北米市場向けの内装表面素材「テペオ(Tepeo)」および「テペオ2(Tepeo2)」の製造工場として2016年下半期の稼働開始を目指す。
ダーク・レイス最高経営責任者(CEO)は「北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国のすべての取引先が新しい製造ラインの恩恵を受けるだろう。この工場が、高まり続ける高品質で柔らかい手触りの表面素材の需要に対する答えだ」と述べた。
ベネッケ・カリコは自動車内の表面素材の製造大手。テペオおよびテペオ2はポリオレフィンが主体の素材で、標準的な表装材より密度が低く、従って重量が最大80%軽い。光りや熱、化学的・機械的ストレスにも長期間耐え、見た目と触った時の高い質感を保つのが特長。
サンルイスポトシ州の既存工場は09年の開所。従業員200人がテペオとテペオ2のほか「アセラ(Acella)」「ヨーン(Yorn)」の各製品を造っている。新工場の完成に伴い、テペオとテペオ2の製造は既存工場から全面的に移される。全製品を合わせた年間生産量は現在700万枚だが、19年までに1150万枚まで増やす計画だ。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
デラウェアとテキサス、企業の法的拠点誘致で火花
-
2025年3月20日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス, 自動車関連
電動大型トラック販売が窮地に~加州、規制の不明確化で
-
膵臓がんの早期発見、人工知能の活用で劇的に前進 〜 メイヨー・クリニックの教授ら、精度92%の人工知能モデル群を構築
-
ムーンペイ、法人向け暗号決済市場の開拓に注力 〜 ステイブルコインに照準、アイアン買収で機能拡充
-
毎日出社義務化が人材流出の原因に 〜 経営陣の思惑と従業員の希望がすれ違い
-
玩具業界も関税による深刻な影響を懸念
-
2025年3月13日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
サイバーセキュリティー保険の現状と注意点 〜 攻撃増加で重要性が拡大、2025年の見通しは?
-
2025年3月10日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 世界のニュース, 米国ビジネス
ダッソー・システムス、アップル・ヴィジョン・プロ用アプリケーション群を提供へ〜三次元VR/AR機能を製品設計や製造業に提供
-
2025年3月6日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
将来のAVはブランド色がより鮮明に
-
一時代を築いたスカイプ、5月に終焉 〜 マイクロソフト、チームスへの移行を奨励