バイオディーゼル大量使用へ〜UPS、3社から購入契約

 貨物運送大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、今後3年間で最大4600万ガロンのバイオディーゼル燃料を購入する。2017年までに石油系燃料の12%を置き換える目標の達成を助けるのが狙い。

 ニューヨーク・タイムズによると、UPSはフィンランドのネステ(Neste)、アイオワ州のリニューアブル・エナジー・グループ(Renewable Energy Group:REG)、サンフランシスコのソラザイム(Solazyme)のバイオ燃料3社と契約を交わした。

 ネステとREGは食品油や動物脂肪など多彩な生物由来の材料から作ったディーゼル燃料を、ソラザイムは藻類を原料とした油脂からディーゼル燃料を生産している。いずれも化学的に石油由来の燃料に近いため、エンジンやパイプラインへの代替利用が可能という。UPSによると、3社との新契約量は従来の契約量の15倍に上る。

 UPSの国際エネルギー・資材調達責任者マイク・ウィトラッチ氏によると、再生可能材料で作ったディーゼルはエタノールやバイオ燃料と異なり、従来の燃料と混合できる割合に上限がないため、市場の大きさは「純粋にバイオ燃料精製所の数と再生可能ディーゼルの生産量で決まる」と説明する。

 ラックス・リサーチのアナリスト、ビクター・オー氏によると、現在の再生可能ディーゼルの市場規模はバイオ燃料やエタノールをはるかに下回っている。それでも市場は急成長中で、航空燃料向け需要を原動力に今後3年で16億ガロンに達する見込みだ。

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