鹿児島観光、影響じわり 「桜島で敬遠」懸念

 【共同】鹿児島市の桜島で大規模噴火の警戒が続き、鹿児島県の観光に影響が出始めている。県や業界関係者は、噴石などが及ぶ予想範囲は火口から3キロにとどまるとして安全性をアピール。風評による敬遠が広がるのを懸念し、情報発信に力を入れる方針だ。

 桜島は火口に近い地域で避難勧告が継続しているが、島への立ち入りは規制されていない。それでも観光客は激減。主要道路沿いでレストランや土産店を営む「桜島物産館」の池田敏信営業部長は「今月だけで約300人分の来店取りやめがあった」とため息をつく。

 市は18日、桜島を望む鹿児島港で22日夜に予定していた花火大会の中止を決定。例年約13万人の観客を集める大イベントで、会場近くの「アクアガーデンホテル福丸」には中止に伴う宿泊キャンセルが入った。

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