都市の商業地、上昇拡大 全国地価、他地域は下落

 【共同】国土交通省は16日、今年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を発表した。東京、大阪、名古屋の三大都市圏では、商業地の平均が前年比2.3%のプラス。三大都市圏を除く地方圏は、国交省が「地方中枢都市」に区分した札幌、仙台、広島、福岡4市の商業地が3.8%プラスとなり上昇幅が拡大した。一方、地方圏でも4市以外の地域は下落が続き、二極化の傾向が強まった。

 国交省は、株価上昇に伴う投資の活発化や訪日外国人の急増により、店舗需要が旺盛なことが都市部の好調の理由と説明。再開発の進展など地方の一部に効果は波及しつつあるが、広がりに欠く様子もうかがえる。

 全国平均は住宅地(マイナス1.0%)が24年連続、商業地(同0.5%)は8年連続の下落だったが、ともに下げ幅は縮小。調査地点のうち住宅地は20%余り、商業地は30%弱の地点が上昇、いずれも前年より増えた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る