トランプ氏が安保演説 ヒスパニック系抗議

 【共同】来年の大統領選の共和党指名争いで支持率トップの実業家トランプ氏(69)が15日、安全保障政策をテーマに西部ロサンゼルスで演説した。周辺では、移民への差別的発言に反発する地元のヒスパニック(中南米系)住民が抗議した。

 トランプ氏はこれまで「米軍を立て直す」と主張。日米安全保障条約については、米国が一方的に日本の防衛義務を負っており不公平との持論を展開している。

 トランプ氏はロサンゼルス港で博物館として使われている戦艦アイオワ上で演説。ロサンゼルスはヒスパニックが人口の5割近くを占める。抗議に訪れたメキシコ移民3世の女性は「トランプは社会を分裂させる。ここで演説すべき人物ではない」と語った。

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