トヨタ、MT開発事業をアイシンに移管

 トヨタ自動車とアイシン精機は、2016年末までに量産車用マニュアル・トランスミッション(MT)の開発・生産機能をアイシン・エーアイ(AI)に移管することで合意した。

 オートモーティブ・ニューズによると、トヨタはまず、16年2月に国内のMT生産事業をアイシンAIの国内工場に移管する。

 海外生産では、アイシン精機が1月にフィリピンのトヨタ・オートパーツに、7月にインドのトヨタ・キルロスカ・オート・パーツに一部資本参加する。資本参加の比率は全体の25%から34%の範囲で、関係者間で協議した上で決定する。

 アイシンとアイシンAIは今後、量産車向けのMTの開発を独立して行なうとともに、アジアを中心としたグローバルな生産・供給体制を整え、世界トップクラスのトランスミッション・メーカーとしてさらなる成長を目指す。

 一方のトヨタは、次世代トランスミッションなど新技術の開発を一元化することで、部品の共通化を進める設計戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を加速化させる。

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