石油施設を集中空爆 対「イスラム国」でロシア

 ロシア国防省報道官は23日、過去2日間に過激派組織「イスラム国」が首都と位置付けるシリア北部ラッカ近郊の製油や貯蔵施設を空爆したと発表した。過去5日間に石油を積んだタンクローリー1000台以上を破壊したとも語った。

 18日にもタンクローリー約500台を破壊したと公表している。「イスラム国」が密輸により資金源としている石油関連施設を攻撃することで組織の弱体化を狙う。

 米政府は「イスラム国」が奪った石油を闇市場で売りさばき、1日当たり平均100万ドル(約1億2300万円)を得ていると分析。米主導の有志国も資金面で「イスラム国」を追い詰めるため石油関連施設への攻撃を強めており、米国防総省は23日、米軍主導の有志国が21日にシリア北東部ハサカと東部デリゾールの間で実施した空爆で、同組織のタンクローリー283台を新たに破壊したと発表した。(共同)

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