米でジカ熱の感染者確認 WHO緊急委開催要請も

 ABCテレビは27日までに、米国で海外旅行から帰国した少なくとも19人のジカ熱への感染がこれまでに確認されたと伝えた。米研究者は27日発行の米医学誌に寄稿し、世界保健機関(WHO)の緊急委員会の開催を呼び掛けた。

 ロイター通信も27日、完治者を含め東部ニューヨーク州、南部バージニア州とアーカンソー州、西部カリフォルニア州で感染が確認されたと報道。カリフォルニア州のケースはエルサルバドルに旅行した10代女性で、回復したという。

 ジョージタウン大の研究者は米医師会雑誌(JAMA)への寄稿で、WHOは対応が後手に回り被害拡大を招いたエボラ出血熱の教訓があるにもかかわらず、ジカ熱対応で指導的役割を果たしていないと批判。感染症の専門家らによる緊急委員会を直ちに開き、対応を協議すべきだと訴えた。(共同)

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