テスラの「モデルS」が首位に〜北米のEV市場
- 2013年4月26日
- 米国ビジネス
プラグイン・ハイブリッド車(PHV)を含めた電気自動車(EV)の北米市場で、2013年1〜3月期は新興テスラ・モーターズの高級EV「モデルS」セダンが、ゼネラル・モーターズ(GM)のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」を抜いて首位に躍り出たようだ。
ブルームバーグ・ニュースによると、モデルSは1〜3月期の北米販売台数が4750台を超える見通し。対するボルトは4421台、日産のEV「リーフ」は3695台が見込まれている。
テスラの1〜3月期決算は5月8日に発表されるが、同社広報によると、10年前の創業以来初の黒字も達成したもよう。
12年通年の北米首位はボルトだった。GMの広報は「この分野では1社の成功が全メーカーの助けになる。プラグインの販売促進でわれわれに最も重要なのは、車を実際に走らせることだ」と話した。
テスラのモデルS(6万9900ドル〜)はカリフォルニア州フリーモントで生産されており、1回の充電で300マイルの走行が可能。12年半ばから販売が始まったが、まだ北米でしか売られていない。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、13年に2万台の販売を目指している。
12年はGMと日産がそれぞれ3万台のEVまたはPHVを販売した。両社の1〜3月期の関連モデル販売台数は不明。
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