小売り大手ウォルマートは、トランプ政権が進める中国製品への制裁関税の影響を最小限に食い止める方法を模索しており、これまでに一部の美容品サプライヤーに対し、中国製以外の商品調達を検討するよう求めた。
ロイター通信によると、同社は8月7日付で関連サプライヤーに送付した電子メールで「中国以外の国に生産施設を持っているか」「持っていない場合は新しく作って調達力を強化するつもりはないか」を尋ねた。
関税の対象となる中国製品の最新リストには、シャンプー、口紅、化粧品など多くの美容品が含まれている。
ウォルマートのブレット・ビッグ最高財務責任者(CFO)は最新四半期の決算報告で、関税の影響の可能性を数値化することは難しく、同社にできる影響緩和策の1つはサプライヤーの仕入れに関する計画と選択肢を理解することだと説明しながら「関税の議論を注視し、強化の可能性を考慮して積極的に緩和策に取り組んでいる」と話していた。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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