英ダイソン、シンガポールでEV製造へ

高級掃除機で知られる英家電メーカーのダイソン(Dyson)は、同社独自のEVをシンガポールで製造すると発表した。アジアの顧客と部品の供給チェーン、優秀な労働力に近いことを理由に挙げている。

ロイター通信によると、ダイソンは2階建ての工場を2020年までに建設し、その1年後には生産を開始する。既にシンガポールで1100人前後を雇用し、年間2100万個のデジタル電動モーターを製造している。

創業者のジェイムズ・ダイソン氏(71)は、16年の英国民投票でEUからの離脱を支持したことでも知られる。ダイソンはアジアでヘアドライヤー、空気浄化システム、羽なし扇風機などを製造しているが、研究開発(R&D)部門は英国にとどめている。

ダイソンは17年、R&D部門が2年以上にわたってひそかにEVの開発を進めており、総事業費は26億ドルに上ることを明らかにした。ダイソン氏は当時、同社の車がほかとは違うものになり「決して安くはならない」と語ったが、デザインはまだ発表されていない。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る