「電磁波攻撃」と妄想 首都乱射の容疑者

 【共同】米連邦捜査局(FBI)当局者は25日、首都ワシントンの海軍施設で16日に起きた乱射事件をめぐり、アーロン・アレクシス容疑者(34)が「電磁波攻撃を受けている」との妄想にとらわれていたと述べ、特定の人物を狙った犯行ではなかったとの見方を示した。AP通信が伝えた。

 FBIは25日、物陰に身を隠しながら、銃を手に海軍施設内を移動する容疑者の映像も公開した。捜査当局は、妄想に苦しんでいた容疑者が死を覚悟で犯行に及んだとみている。

 容疑者の所持品から「電磁波攻撃に3カ月さらされている」と記されたメモなどが見つかった。銃には「俺の電磁波兵器」「苦痛におさらば」といった落書きが残されていた。

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