USペット市場ではフリーズドライ、ディハイドレート、エアドライといったユニークな保存技術のペットフードが22年には金額ベースで24.7%増加 – アメリカにおけるペット関連消費調査より

ペットの飼い主は従来の乾燥ペットフードに代わる、栄養価の高いペットフードを求めるようになっているとNIQ/GfK Japanが発表した。

最も栄養価の高い 「生」のペットフードへの関心が高く、USでの検索数は2022年3月から2023年2月の1年間に昨年よりも35,180件増加し、合計161,613件となった。 さらに「ディハイドレート」、「フリーズドライ」、「エアドライ」といった栄養価を損なわずに加工できるユニークな製造技術への関心が高まっており、ペットにとってより栄養が豊富な選択肢を求める飼い主の気持ちを反映している。

NIQ USのデータによると、フリーズドライおよびディハイドレートドッグフードの売上高は2021年から2022年にかけて金額ベースで24.7%増加し、2023年も継続して成長している。これらの製品は、冷蔵保存の必要がなく賞味期限も長いため、生に近い栄養価の特性を求める飼い主に人気がある。

またNIQデータでは、フリーズドライ、ディハイドレート、ふりかけ等の副食物の製品が他のセグメントを上回る急成長を遂げていることを示している。これらの商品は高価格帯であるにもかかわらず、高品質のペットフードにより多くの投資をしようとする飼い主を引き付けている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
  2. 約6億年も昔の生物たちの姿が鮮明に残るミステイクン・ポイントは、世界中の研究者から注目を集めている...
  3. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040」を自身...
  4. ニューヨーク市内で「一軒家」を探すのは至難の業です。というのも、広い敷地に建てられた一軒家...
  5. 鎌倉の日本家屋 娘家族が今、7週間日本を旅行している。昨年はイタリアに2カ月旅した。毎年異...
  6. 「石炭紀のガラパゴス」として知られ、石炭紀後期のペンシルバニア紀の地層が世界でもっとも広範囲に広が...
  7. ジャパニーズウイスキー 人気はどこから始まった? ウイスキー好きならJapanese...
  8. 日本からアメリカへと事業を拡大したMorinaga Amerca,Inc.のCEOを務める河辺輝宏...
ページ上部へ戻る