3年後に重要な職能は分析と大規模データ 〜 欧米企業幹部らへの調査で判明
- 2016年5月3日
- アメリカ発ニュース
市場調査会社のイーマーケター(eMarketer)によると、エコノミスト・インテリジェント・ユニット(Economist Intelligence Unit)とコグニザント(Cognizant)は、金融サービスや医療、小売、製造といった幅広い業界の欧米企業幹部を対象に、会社に必要なデジタル職能について調査を実施し、422人から回答を得た。
2015年末の時点では、回答者の42%が、セキュリティーとウェブおよびモバイル開発の職能をもっとも求めている、と答えた。また、デジタル販促広報(マーケティング)の職能も需要が高く、41%が必要だと回答していた。
しかし、3年後に必要とされるであろうデジタル職能が何かを今回質問したところ、回答者の43%が分析および大規模データ関連技術が社内でもっとも重要になると答えた。また、デジタル戦略の策定力やスマート製品の開発力も、3年後に重要性が高まる職能だと位置づけされた。
米国企業のなかには、それらの領域の職能開発のニーズをすでに感じている会社も多い。2015年末に実施されたブラック・インクROI(Black Ink ROI)の別の調査では、米国の販促広報担当管理職者の半数近くが、高度の分析結果や洞察を入手できないために賢明な意思決定にあたって困難を感じていると答えた。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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