歳末商戦の口火を切った感謝祭週末の売り上げは、大幅な値引きを待つ消費者の倹約志向を反映して低調だったことが、全米小売業協会(NFR)の調査で分かった。
ロイター通信によると、調査はNFRの委託を受けたプロスパー・インサイツ&アナリティクスが消費者4330人を対象に行った。24日からの4日間、買い物客1人当たりの平均支出額は前年を3.5%下回る289.19ドルだった。買い物客の総数は前年の1億5100万人から1億5400万ドルに増えたものの、オンラインで買い物をした人が4.2%増えたのに対し、実店舗の客足は3.7%落ち込んだ。
小売り店には、10月に特売を開始して12月24日まで続けるチェーンもある。NFRのマシュー・シェイ会長は感謝祭週末の支出額の落ち込みについて、早い時期からセールが始まったことやシーズンを通じて大幅な値引きが行われていることが影響したと指摘した。
調査では、まだ年末の買い物を始めていない消費者が23%と前年より4ポイント多かった。NRFは雇用の回復と賃金の伸びを理由に、商戦期の売上高は3.6%増と当初の予測を変えていない。
4日間ではアパレル、アクセサリー、おもちゃ、電子製品、書籍、ビデオゲーム、ギフトカードが人気商品だった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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