食品業界が支援物資送る〜被災地の店舗はまだ閉鎖中

 南部で大型ハリケーン「ハービー」の被害が広がる中、レストランや食料雑貨店などは現地の店舗再開に努める一方で、救護活動作業員や避難所に食料などの救援物資を送っている。
 
 ウォールストリート・ジャーナルによると、マクドナルドは8月下旬の大雨でヒューストン周辺の約130店を閉鎖したが、30日までに再開した店は赤十字社にボトル水を寄付し、警察などの緊急作業員に無料の食事を提供している。
 
 FKC、ピザハット、タコベルなどの親会社ヤム・ブランズも、傘下のレストランの多くはまだ閉鎖しているが、避難所や救急隊員らに食料を提供。チポトレ・メキシカン・グリルは、チキン、トルティーヤ、レタス、トマト、豆、ステーキ、ボトル水など5万ポンド以上の食料を救援団体に配達し、赤十字が行った支援呼びかけ「テレソン」のボランティア・スタッフに食事を提供した。
 
 ヒューストン周辺の店はまだ閉鎖しているが、ハリケーンによる閉鎖中は社員に給与を支払う予定だ。スーパーマーケット大手クローガーも、救援団体、避難所、救急隊などに食事、水、トイレ用品を提供しているほか、処方薬の補充、予防接種、健康診断などのための薬局も仮設している。
 
 加工食品会社も、調理や冷蔵が要らない食品を大量に送っている。ゼネラル・ミルズは「Epic」ジャーキー、「Nature Valley」グラノラ・バーなど50万ドル分以上、モンデリーズ・インターナショナルは「Wheat Thins」「Honey Maid」などのスナック類を提供。キャンベル・スープは、トラック4台分のスープ、「Pepperidge Farm Goldfish」クラッカー、「V8」ジュースのほか、「Plum Organics」ベビーフードなど、クラフト・ハインツは「Planters」ナッツや「Capri Sun」飲料を、ハーシーは「Krave」ジャーキーを送っている。
 
 過去の大きな自然災害では、住民が簡易食を買い込むため缶フードや箱入り食品の販売が増加したが、スーパーの閉鎖が続くと食品メーカーも打撃を受ける可能性がある。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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