安保理制裁に限界も 北朝鮮無視、中国は非協力

 【共同】北朝鮮核実験への対応を協議している国連安全保障理事会で、制裁と挑発が繰り返される悪循環への懸念がくすぶっている。決議を無視する北朝鮮は14日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)保有の必要性にも言及。友好国中国の非協力ぶりを指摘する声も多く、制裁効果の限界が見え隠れする。

 今回の核実験は、昨年12月の長距離弾道ミサイル発射に対し、安保理が制裁強化決議を採択したことが直接の契機だ。今月12日の核実験直後には「米国があくまで敵対的なら、より強力な2次、3次対応まで続けざるを得ない」との談話を発表、さらなる挑発行動の構えを示した。朝鮮労働党の機関紙労働新聞は14日「制裁するならしろ」と反発をあらわにした。

 国際社会の意見を無視した今回の核実験後、国連の潘基文事務総長は北朝鮮が「聞く耳を持たなかった」と言い切った。

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