サメやゾウの保全を協議 ワシントン条約会議が開幕

 【共同】野生生物の国際取引に関するワシントン条約の締約国会議が3日、バンコクで始まった。14日までの日程で、米国や欧州連合(EU)などが「フカヒレ目当ての乱獲で個体数が減少している」として規制対象とするよう提案した「ヨゴレ」というサメなど3種のサメのほか、象牙の密猟が深刻化しているアフリカゾウなどについても保全策を協議する。

 また、同条約に基づいて日本が初めて取引規制を提案した、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されている「リュウキュウヤマガメ」に関して、「輸出国の許可を受けてのみ商業取引ができる」との規制内容が採択される見通しだ。

 米欧の提案した3種のサメはヨゴレ、シュモクザメ、ニシネズミザメ。量は少ないものの日本も漁獲しており、世界的には高級食材フカヒレ目当ての漁が広く行われている。特に中国では経済成長に伴い、フカヒレの消費量が増えているという。

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