ブロケード、SAN管理の可視性を向上

 ブロケード(Brocade)は、ストレージ・エリア・ネットワーキング(SAN)の管理を簡略化して可視性を向上するハードウェアとソフトウェアのソリューション「ファブリック・ビジョン(Fabric Vision)」技術を発表した。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、同ソリューションには、ブロケードの「第5世代ファイバー・チャンネル(Gen 5 Fibre Channel)」製品群の補足となるツールや機能が含まれている。

 「当社の顧客は、当社のファイバー・チャンネル基幹設備環境で重大アプリケーションを実行し、最も重要性の高いデータを保存することで、高度に仮想化されたクラウド環境のデータ・センターをサポートしている」と、同社のデータ・センター・ネットワーキング事業部門副社長ジェイソン・ノレット氏は話す。

 ファブリック・ビジョン技術は、ポリシー管理ツールのほか、管理および監視ツール、カスタマイズ可能なダッシュボードを使ったパフォーマンス表示、ケーブルおよび光ファイバー診断機能で構成されている。

 ブロケードのハードウェア機能、組み込みOSの「ブロケード・ファブリックOS」、さらに管理ソフトウェアの「ブロケード・ネットワーク・アドバイザー」とも統合されている。

 同ソリューションはまた、問題が発生する前に予期して対応し、アプリケーション実装を迅速化することで、運営コストを削減することができる。

 ブロケードでは、第6世代ファイバー・チャンネル標準に準拠したコンポーネントを使用して、新しいSANソリューションの開発を進めている。第6世代標準は、2013年末までに最終化される見通しだ。

 また、ブロケードは、オープンスタック財団(OpenStack Foundation)とも協力して、クラウド・アーキテクチャーにおけるファイバー・チャンネルの管理を簡略化するためのオープン・ソースのソフトウェア開発も進めている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る