小型ナイフ解禁延期 爆破テロが影響か

 【共同】米運輸安全局(TSA)は22日、25日から解禁するとしていた小型ナイフの航空機への持ち込みを延期すると同局の職員らに通知した。米メディアによると、延期後の新たな実施日は未定。

 ボストン連続爆破テロを受け米国民の安全への関心が高まっていることが背景にあるとみられ、TSAも実施時期として望ましくないと判断したもようだ。客室乗務員の中には小型であれナイフの持ち込みは「危険だ」との懸念が強く、客室乗務員でつくる労働組合は解禁そのものを撤回するよう求めている。

 TSAが持ち込みを認めるとしていたのは、刃渡り約6センチ以下の折り畳み式ナイフ。2001年の中枢同時テロ以降、航空機へのナイフの持ち込みは禁止されていた。

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