イラク戦争に反感 ボストン爆破で容疑者

 【共同】ボストン連続爆破テロでワシントン・ポスト紙(電子版)は23日、訴追されたチェチェン系のジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)が捜査当局の調べに対し、動機をめぐり米軍によるイラク戦争とアフガニスタンでの戦闘に反感を抱き、犯行に至ったと供述していると報じた。米当局者の話として伝えた。

 当局者は、これまでのところジョハル容疑者と死亡した兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)が外国のテロ組織の指揮下にあった形跡はないと指摘。インターネットなどを通じて独自に過激化していったとの見方を示した。

 タメルラン容疑者をめぐっては、イスラム過激派の信奉者の可能性があるとの情報を得たロシア政府の要請で2011年に米連邦捜査局(FBI)が事情聴取。昨年にはロシアに半年滞在し、イスラム過激派の拠点だった南部チェチェン共和国を訪れたとの情報もあるが、旅行中に爆破テロにつながるような指示を受けた証拠はないという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る