デモ隊に襲われ日本人軽傷 バングラデシュ首都近郊

 【共同】バングラデシュの首都ダッカ近郊アシュリアで29日、日本人男性が乗った車がデモの群衆に襲撃され、男性が左腕などに軽傷を負ったことが分かった。現地の日本大使館が30日、明らかにした。

 男性は日本から出張中の企業社員で、現地の企業関係者らバングラデシュ人2人と車で移動。アシュリアに差し掛かった際、群衆に止められ、鉄パイプなどを持った暴徒が車の窓ガラスを割るなどした。

 男性はガラス片で左腕を負傷したほか、車から逃げる際に背中を棒で殴打された。運転手の男性も棒で頭を殴られてけがをしたが、もう一人の男性は無事だった。大使館は日本人男性の氏名や企業名などを公表していない。

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