12年のソーラー関連雇用、最多は加州
- 2013年5月6日
- 米国ビジネス
太陽光エネルギーに関する調査・啓発団体ソーラー・ファウンデーション(TSF、ワシントンDC)はこのほど、国内ソーラー産業界の雇用状況をまとめたインタラクティブ地図を公表した。(http://thesolarfoundation.org/solarstates)
リニューアブル・エナジー・ワールドによると、この地図はTSFの年次統計「ソーラー国勢調査2012」や全米太陽エネルギー産業協会(SEIA)のデータベースなどを基に作られ、一部の州では既存の主要産業就業者数をソーラー関係者が上回っていることなどが分かる。カリフォルニアでは俳優よりも、テキサスでは牧場作業員よりもソーラー業界労働者の方が多く、全米でも炭鉱労働者よりソーラー関係者の方が多い。
12年にソーラー雇用が最も多かったのは、やはりソーラー発電装置の設置容量が多い州で、上位10州はカリフォルニア、アリゾナ、ニュージャージー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、コロラド、ニューヨーク、テキサス、ミシガン、オハイオの順となった。
このうち、カリフォルニア、アリゾナ、ペンシルベニア、テキサス、コロラド、ニューヨークの6州は3年連続で10位以内に入っている。トップ10にはあまり日当りの良くない州もあり、ニュージャージー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、ニューヨーク、ミシガン、オハイオはすべて、日射量では全米の下位30%に属する。
人口1人当たりの業界雇用数では、1位がアリゾナ、これにハワイ、カリフォルニアが続いた。
ソーラー業界雇用が最も少なかったのはワイオミング、サウスダコタ、ウェストバージニアで、人口1人当たりの雇用数はウェストバージニアが最下位、続いてアラバマ、アーカンソーの順だった。
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