アムジェンなどの白血球増殖因子、放射線被ばくに有効か

 食品医薬品局(FDA)が、核攻撃など放射線被ばくを伴う非常事態に備え、被害者の生存率を高める可能性がある薬の承認を検討している。

 ブルームバーグ・ニュースによると、そのような状況で必要な薬は「白血球増殖因子(leukocyte growth factors)」と呼ばれ、現在は白血球が減少したがん患者などの化学療法で使われている。具体的にはアムジェン(カリフォルニア州)の 「ニューラスタ」や「ニューポジェン」、テバ(イスラエル)が生産する同様の薬、サノフィ(フランス)の「ルーカイン」などが含まれる。

 国立衛生研究所(NIH)の研究では、放射線を浴びたサルにニューポジェンを投与すると生存率が高まることが分かっている。60日後の生存率は、投与された24匹のグループでは79%だったのに対し、投与されなかった22匹のグループでは41%だった。

 FDAの諮問委員会は今月3日、この研究を基に人が被ばくした時の使用を認可すべきかどうかを検討する初回の会合を開いた。FDA諮問委が放射線を伴う非常事態を想定して医学的な対策を検討するのは今回が初めて。

 アムジェンは、ニューラスタとニューポジェン(いずれも注射で投与)を2012年に合わせて約54億ドル売り上げている。

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