リチウムイオン電池の生産を6倍に〜トヨタ、パナと合弁で
- 2013年5月20日
- 米国ビジネス
トヨタ自動車は、リチウムイオン電池の生産量を6倍に増やし、ハイブリッド車(HV)の主力製品「プリウス」に搭載する。
ロイター通信によると、同社は現在ほとんどのHVモデルでニッケル水素電池を使っているが、リチウムイオン電池は一層の小型・軽量化が可能で燃費も伸ばせるため、今後利用を増やしていく。
トヨタとパナソニックは、合弁事業として約200億円でバッテリー生産ラインを新設する予定で、この結果トヨタのリチウムイオン電池の生産能力は年間20億台分に拡大する見通し。トヨタ広報は「需要を考慮し、大森工場(静岡県)での生産を検討している」と話している。
トヨタは、1997年の(日本での)発売から13年3月末までにガソリンエンジンと電気モーター併用のHVを500万台以上販売しており、その約70%をプリウス・シリーズが占める。12年の同社のHV世界販売台数は120万台となり、HVの年間販売で初めて100万台を突破した。
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