高性能分離機、689基に イラン、濃縮能力を強化

 【共同】国際原子力機関(IAEA)は22日、イラン核問題報告書をまとめ、イランが中部ナタンズにあるウラン濃縮施設の製造ラインに高性能型の遠心分離機「IR-2m」を増設、計689基に達したことを明らかにした。

 イランは、核兵器開発疑惑の解明に向けたIAEAとの協議に進展がない中、濃縮能力をさらに強化。国際社会の懸念が高まり、6月のIAEA定例理事会でイラン非難決議案の提出に向けた動きが出る可能性がある。

 報告書によると、西部アラクの実験用重水炉の建設も、原子炉容器が到着するなど大きく進展。イランは来年1-3月に核燃料と重水を入れ稼働を開始、同7-9月に本格稼働させる計画をIAEAに伝えた。重水炉は軽水炉に比べ、核兵器の原料となるプルトニウムを使用済み燃料から取り出すのが容易とされる。

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