荷台の保護塗装を車体にも〜ピックアップ所有者に人気
- 2013年7月30日
- 米国ビジネス
ピックアップ・トラックの荷台を摩耗や衝撃から守るためのプラスチック塗装を、ファッション感覚で車体にまで施すドライバーが増えている。USAトゥデイが伝えた。
ピックアップの荷台の保護材(ベッドライナー)には、簡単な敷き物から成型品、ビニール素材のスプレー塗装までいくつかの種類があるが、ベッドライナー塗装専門のラインエックス(Line-X、アラバマ州)によると、車体にも塗装してほしいという注文が国内各地のフランチャイズで時折舞い込むようになっている。ピックアップ以外にも、ゴルフカートやトラクター、全地形対応車(ATV)などオフロード車向けの注文があるという。
同社の場合、車体へのスプレー費用は3000〜5000ドルに上り、ベッドライナーだけの場合(450〜550ドル)と比べるとかなり割高だ。しかし、塗布したプラスチックの厚みは16分の1インチと標準的な塗装より厚く、車の耐用年数と同じくらい長持ちし、木の枝などによる傷の心配がなく、洗ったりワックスがけする手間も省ける。
「人と違った車にしたいという人には最適」(ラインエックス・アナハイム店の共同経営者)の塗装だが、火がついたような人気ではなく、同店ではまだ5件ほど注文を受けただけ。ベッドライナー塗装の方は月に60〜80件の注文がある。
ただし、ラインエックスのほか同業のライノ・ライニングス(Rhino Linings、サンディエゴ)などでも、車体への保護塗装(1500ドル超)の問い合わせが増えており、ジェニー・クリフォード広報担当者は「ごつくて頑丈な印象が格好いいと感じる人は多い」と話した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ