日立、グレイ・フリート管理アップを開発 〜顧客企業の経費削減を図る
- 2013年8月9日
- ハイテク情報
日立傘下の日立キャピタル・ヴィークル・ソリューションズ(Hitachi Capital Vehicle Solutions)は、業務利用される従業員所有車と車体管理に関する課題を解消して経費削減を図る二つのモバイル・アプリケーションを英国の企業向けに開発した。
社用車群はフリート(fleet)と呼ばれるが、従業員が所有する自家用車を業務に使う場合の車群はグレイ・フリート(grey fleet)と呼ばれる。
日立キャピタルが開発したのは、そのグレイ・フリート管理アプリケーションと、車体管理アプリケーションの二つ。アンドロイドとiOS、そしてブラックベリーのスマートフォンに対応する。
フリートニュース誌によると、グレイ・フリート管理アプリケーションでは、車両登録番号やMOT(英Ministry of Transport)規定の車検、自動車保険といった運転者と車に関する諸情報をアプリケーションに入力すると、月に一度、走行距離の確認を促すテキスト・メッセージが運転者に送られ、年に一度は、MOTと保険の更新の必要性を知らせる。
日立キャピタルは、同アプリケーション経由で集められるすべてのデータを導入企業にすぐに開示し、企業がグレイ・フリートの実態を認識することで必要な対策をとれるようにする。
一方、車体管理アプリケーションでは、自分の車を業務利用によって傷つけた場合に、BVRLA(British Vehicle Rental & Leasing Association)やテア・ガイド(Tear guide)による業界標準に基づいた車体査定および傷による価値減少見積もりといった情報を参照して、車体の写真を撮るよう運転者を促す。
日立キャピタルは、同アプリケーションによって入手した車体情報を吟味することで、高くつく自家用車解任費用支出から顧客企業を守るために、自家用車を解任する前にどのような修理方法が最も経済的かを決定し、顧客企業にそれらの査定内容を報告する。
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