オラクル、大規模データ機器を投入 〜 アルカテルも分析ソリューション発表
- 2013年11月14日
- ハイテク情報
オラクル(Oracle)は、大規模データ(Big Data)関連の新型機器「ビッグ・データ・アプライアンス(Big Data Appliance )X4-2」を発表した。
データ・センター・ノーレッジ誌によると、同アプライアンスは、アパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)のクラウデラ(Cloudera)版に最適化され、クラウデラのプラットフォーム・フォー・ビッグ・データおよびデータ・ソフトウェア製品のエンタープライズを動作させることができる。
同アプライアンスは、クラウデラ・エンタープライズの技術スタックをすべて含んでおり、ストレージ容量は33%拡大されて1ラックあたり864テラバイトとなった。また、オラクルのNoSQLをはじめ、クラウデラ・インパラやクラウデラ・サーチにも対応する。
オラクルはさらに、アパッチ・セントリー(Sentry)プロジェクトの共同設立者になったことも明らかにした。
「当社のビッグ・データ・アプライアンスにクラウデラ・エンタープライズ技術スタックがすべて統合され、ストレージ容量も増えたことで、企業は大規模データのプラットフォームを高いコスト効果で構築できるようになった」と、オラクルのデータ・ウェアハウスおよび大規模データ技術担当上級副社長セティン・オズブタン氏は話す。
大規模データ関連製品の市場投入は、最近のIT業界の大きな潮流であり、今週はオラクル以外にも動きがある。
アルカテル・ルーセントは、携帯電話サービス事業社(キャリヤー)向けの大規模データ分析ソリューション「モーティブ・ビッグ・ネットワーク・アナリティクス(Motive Big Network Analytics)」を発表。同製品は、アルカテルの製品群「ウルトラ・ブロードバンド(Ultra-Broadband)」の一部と位置付けられている。
「キャリヤーがネットワーク・データという最大の資産を内部的に活用して、将来の通信網開発計画に賢明な意思決定を下せるようになる」と、同社IPプラットフォーム部門のアンドリュー・マクドナルド社長は述べた。
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