無人機で配送サービス〜アマゾン、4-5年以内に
- 2013年12月2日
- 米国ビジネス
インターネット通販大手アマゾンが、小型無人機(ドローン)を使った空からの配送サービスを計画していることが分かった。同社のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が1日、CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」で明らかにした。
ウォールストリート・ジャーナルによると、アマゾンの計画は、「オクトコプター」と呼ぶドローンで受注後30分以内の商品配送を可能にするという内容。連邦航空局(FAA)の認可が下りれば4〜5年以内に導入する可能性があるという。ドローンは衛星利用測位システム(GPS)を利用して位置情報を把握し、システムはコンピュータ管理される。
アマゾンは、年間79ドルで毎回の注文の翌日配送が保証される「プライム」制度の導入で客を増やしており、これまでは倉庫設備の効率改善、倉庫を都市部の近くに置くといった方法で配送時間を短縮してきた。ベゾス氏によると、ドローンは同社が配送する商品の86%を占める重量5ポンド以下の小包を運ぶことが可能で「配送センターから半径10マイル以内で使え、都市部では人口のかなりの部分をカバーできる」という。
ただし、実際の導入までにはコストや騒音、安全、プライバシーなどの問題も解消する必要があり、計画はまだ研究・開発(R&D)段階にある。
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