インテル、新型ジーオンを出荷 〜 サーバー全社と分析大手ら、支持を表明

 インテル(Intel)は、高度の大規模データ(Big Data)分析処理最適化を目的に、処理能力を大幅に向上させた新たなプロセッサー「ジーオン(Xeon)E7 v2ファミリー」を市場投入した。

 ジーオンE7 v2は「アイヴィー・タウン(Ivy Town)」「アイヴィー・ブリッジ(Ivy Bridge)EX」というコード名で開発されていた。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、新型ジーオンは、22ナノメートル加工処理技術によって製造され、製品によっては最大32ソケットと15の処理コアを実装できる。

 E7 v2ファミリーは、メモリー容量を前世代プロセッサーの3倍に拡大し、データ分析の高速化を実現。

 また、システム・メモリー内でインメモリー分析を実行することによって、これまで何時間もかかっていた複雑な分析も分単位で可能にする。

 新プロセッサーはそのほか、I/O帯域を前世代のジーオン・プロセッサーの最大4倍に拡大され、平均性能も2倍に増強された。

 競合するRISCアーキテクチャー型プロセッサーと比べた場合、新型ジーオンの処理性能は最大で80%高く、総所有コストは最大で80%削減できる、とインテルは話している。

 シスコ(Cisco)やEMC、ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)、IBM、そしてレノボ(Lenovo)を含む世界の21のシステム・メーカーと、IBMやマイクロソフト(Microsoft)、オラクル(Oracle)、SAP、SASといったデータ分析ソフトウェア・メーカーは、ジーオン E7 v2ファミリーに対する支持を表明している。

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